英単語をかなりの量覚えても
文法をある程度理解できていても
英語が・・・上達した気がしない・・上達していない・・・
こう思えて仕方がない場面って
テレビ・ラジオ・映画で流れてくる英語が、「ちっとも聞き取れない!」
って時ではないでしょうか?
あの単語知ってるはずなのになんで分かんない?
こんな短い会話・文だったのになんで分かんない?
も~~~いつまでたったても、なんで分かんない???
分かります。「分かんない」気持ちがよ~~~く分かります。
私もそうでしたから。
私も英語学習は、ほぼずっと国内でした。
勉強、やっていても「聞き取れない時期」が長い期間ありました。
勉強しているつもりなのに、なんで?なんで?なんで?・・・でした。
でも、いえ、だからこそ
安心してください。聞き取れますよ。(笑)
私にできたので、あなたにもできます。
・・・どうやって?何をやって?
結論から言います。
恐らく、世の中の
英会話できるようになりたい、でもできていない人のほぼ全員がやってない分野の勉強法&トレーニング法です。
それは
「発音記号」です。
「発音記号」と聞き、思い出されますか?
辞書等で単語を調べるとき、
単語そのものの「スペル」と別に、なんか微妙に違うスペルがある・・・という「あれ」です。
会話・言葉・言語を最小化すると、ひとつの「音」になるわけですが、
この「音」ひとつひとつを目に見える「形」にして
世界共通に分かりやすく「表記」したものが「発音記号」です。
なので、単語のような「意味」は持っておらず、あくまでも、単に「音」を表記化したものです。
この発音記号、つまり「音」とは、「子音」と「母音」に分けられるのですが、
ここで驚くべき事実です。
「子音」と「母音」の、その種類です。
(この子音の数がいくつ?母音の数はいくつ?はいろんなところで所説あるようですが、「英語」に関しての「数」は、出所が明らかな「発音教本」で調べていますので間違いない「数」を記載します。)
まず、日本語ですが、「子音の数」は、おおむね「21~25個」です。
「母音の数」は「5個」です。
そして英語ですが、「子音の数」はイギリス英語・アメリカ英語共に「28個」です。
「母音の数」は・・・なんと、イギリス英語で「30個」、アメリカ英語で「37個」なのです。
はっと気づきました?
そうなのです。子音はそう変わりませんが、母音が日本語の6倍~7倍もあるのです。
日本語を母語とする私達には
母音は5個しか存在しないのです。
そこへ、30個も37個もある言語の音なんて、そもそも聞き取れる訳がないのです!!
5種類のケースしかないところへ37種類のボールを収納しようとしたら、
そりゃ、違う種類のボールでも同じケースに入れてしまいますよね。
ここなのです!!私たちが「聞き取り」に苦労するわけは!
同じようにしか聞こえない、あるいは「音」として聞こえない現象が起こるのです。
日本人が「英語ができない」理由をいろんなところで言われていますが、
私はそもそもの「母音、音の数」が絶対的な最大の原因だと思います。
勉強法が悪い、教育が悪い、民族的気質が問題だ・・・など
あれこれ言われていますが、そんなもの「おまけ」です。
これだけ勤勉家で、日本人だけが話せないなんておかしいです。
そもそもの「音」に対する認知構造が違いすぎるからなのです。
原因が明らかになったところで、ここからが肝心です。
「構造が違うなら無理なんじゃ・・・」
いいえ、できます。
要は、5個しかもっていない「認知機能」を、30~37個まで広げられれば良いのです!
つまり、30~37個を「聞き分けられれば」よいのです。
なので私は英語は、
「聞き取る」ではなくて、「聞き分ける」が重要であると提示します。
会話も挨拶もスピーチも、すべて突き詰めればひとつの「音」です。
この「音」と「音」がつながり、単語になり、センテンスになるのです。
センテンス(文)が分からないなら単語を
単語が分からないなら「音」を聞き分けなければ根本治療にはなりません。
この「根本治療」こそ、「科学的」であり「合理的」な勉強法です。
大半の英語学習で行き詰っている方達へ伝わればと思っています。
では、
その「聞き分ける」方法とは・・・?
次回またじっくりお伝えできればと思います。
今日も最後までありがとうございました。
野原めぐみ。
はじめまして。野原めぐみと申します。英会話講師をやっております。長年指導させていただいている経験から、
「中学英文法」を体感的にまで理解できることが、英会話上達の最短距離!
だと実感しています。
非母国語圏の人間だからこそ分かる、「肝」をズバリ提供できればと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
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